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ダイハードテイルズ

ニンジャスレイヤー翻訳チームの母体である「ダイハードテイルズ」の公式ページです。「ダイハードテイルズ」は、本兌有と杉ライカを中心とした作家ユニットです。

ダイハードテイルズのInstagram


ダイハードテイルズ出版局のInstagramを作りました。特に作品とは関係なく、メンバー(おもに杉とか本兌)の日々の写真とかをメモ的にアップします。

【作品紹介】ペイルホース・サーガ

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銀河全員クソ野郎

い未来!

かつて繁栄を極めた人類の文明は徐々に風化し、太陽は死にかけていた。
延命された太陽を囲む星々を舞台に、悪名高き賞金稼ぎ「キャプテン・デス」と、隷属凶悪犯罪者集団の、おそるべき冒険が幕を開ける!

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note版「灰都ロヅメイグの夜」にボーナスセクション追加

く粉じみた赤の大地。苦痛もたらすゼゴル樹まばらに、水は無く。黒馬の鞍に跨り、小高いキャニオンの頂に陣取った二人の野盗は、眼下の道無き道を睨め下ろしていた。不毛の地、「永遠の黄昏」を行く、ひとつの幌馬車があった。

「速やかに殺し、速やかに奪え」そう云い、黒衣の男はアゼロ鋼の短剣を夕日に掲げ、黒紫の照り返しを確かめた。刀身の根本には三頭蛇の印、そして嘲笑う月の象徴が刻まれていた。月は毒であり、蛇は絆であった。

- 「隻腕剣士と隻眼詩人」より

 

「灰都ログメイグの夜」の前日譚

ダーク・ゴシック・ヒロイック・ファンタジ小説「灰都ロヅメイグの夜(DHTクラシックス)」更新! マガジンのボーナスセクションとして、「灰都ロヅメイグの夜」の前日譚となる「隻腕剣士と隻眼詩人」が追加されました。詳細は、更新されたマガジン目次にて。

物理書籍「ハーン:ザ・ラスト・ハンター」が2016年秋発売予定!

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居の下に、黒い軍馬。鞍の上には、風変わりなコートと山高帽を被った、年の頃四十の偉丈夫。「幽霊十両」「妖怪五十両」と書かれたぼろぼろの旗が二本。その鞍の背もたれには仏壇と箪笥の複合物の如き装置が備わり、銛発射機と四個の鋼鉄ウインチ、そして鎖を巻き上げる手回し棒が左右に伸びていた。ガチャリ、ガチャリと、巻き上げられる鋼鉄の音。

「……あんたは一体、何者なんです!?」トミキチは問うた。

 隻眼のガイジン偉丈夫は何も言わず、ただ、革手袋に包まれた手で、己の左目を覆う黒の眼帯を指差した。それは狩り殺したレッサー・テングの革を、タンニンと偉大なるヤドリギの液で丹念になめして作った、底無し井戸の坑の如く黒い眼帯であった。

 その眼帯に、漢字が一文字。ゴシック鬚英字じみた厳めしい書体で、「半」と刺繍されていた。それこそが、この男の名であった。トミキチは雷撃の如き畏敬の念に打たれ、深い溜息とともに、彼の名を呼んだ。

「……ハーン……!?」

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ダーク・ゴシック・ヒロイック・ファンタジ小説「灰都ロヅメイグの夜」 noteにて販売開始!

 

ダイハードテイルズ出版局による初めてのDIY電子出版物、「灰都ロヅメイグの夜」がnote上で発売されました。追ってKindle版もDIY予定です!(けっこう時間がかかりそうです)

 

隻腕の剣士と、隻眼の吟遊詩人

殺戮の舞台は、灰色の都ロヅメイグ!

数の寺院、神殿、学院、書庫、大劇場、賭場、工房、地下大墳墓、坑道、貧民窟、伏せ目の辻、教団、殺害者ギルド、陰謀団、金銀、宝石、財宝、剣、弓銃、銃、蒸気鉄車……神秘と欲望の香り漂うあらゆるものが灰都で作り出され、編み出されている。だが、その多くが巨大都市直下の遙か地底にて、絶える間もなく行われる大規模な発掘作業による成果であると云われ、少なくともこの数世紀の間、ロヅメイグに於いて新たな物は何一つ作り出されていないのだとも云われる。魔法もまた、灰都にあっても例外では無く、かつてひとたびその息の根を止められかけてからというもの、堕落し、腐敗を続け、やがて世界の忘却の彼方に消えゆくのみであった。


流れ着くのは、呪われた隻腕の剣士、グリンザール!

「お前が信じるか否かは、この際どうでもいい。いいか、これまでに解っているだけで、およそ四十二の呪詛がおれの身体を蝕んでいる。そして、此度手に入れた年経た文書群と、かの墓所の奥底で見出した禁忌の事実が、俺の身体か魂に刻まれているらしき<新たな一つ>を明らかにした」

 

その腐れ縁の相棒、隻眼の吟遊詩人、ゼウド!

「グリンザール、グリンザール、そろそろ死ぬかな?」灰色の髪の隻眼詩人が歌うように言ったが、この重労働のためか、所々は声がひっくり返り、まったく調子外れな有様だった。「俺の忠告を聞かんからさ。不用意な入れ墨は<やめろ>と、あれほど云ってやったろうに」

 

復讐と憎悪! 剣戟と殺戮! 血と肉と鉄と呪詛! 

「くそったれめ、くそったれめ、俺を殺すだと? この俺を?」グリンザールは云い、入れ替わり立ち替わり攻めの手止まぬ猛攻を捌き続けた。息切れが始まった。病み上がりの身体には、酷に過ぎるつとめだ。いや、万全の体勢であっても、剣士の五対一は致命的に荷が重い。彼の旅の目的は、魔法と、ありうべからざる者をみな殺す事である。可能な限り、それ以外の殺戮は避けたいと考えている。邪悪でない者は、出来る限り生かしておきたい。言葉の通ずる相手ならば、それに越した事はない。先程までは、確かにそう考えていた。しかし、それは終わった。フォブズの剣を紙一重でかわしながら、何ヶ所もその身を切り裂いた。「笑わせるな、お前等は、皆殺しだ」 

 

「灰都ロヅメイグの夜」は、魔法殺しの隻腕剣士グリンザール・スペルズベインと、その腐れ縁の相棒である隻眼の吟遊詩人ゼウドが、滅びゆく夕暮れの世界を舞台に明日無き冒険を繰り広げる、重厚なる読み味のダーク・ゴシック・ヒロイック・ファンタジ小説です。シリーズ著者は杉ライカ。偉大なるDHTクラシックス作品のひとつであり、このマガジンには2000年頃の公開当時のバージョンが収録されています。

 

セクションガイド

1:霧と酩酊
2:我等が故郷
3:斜陽の剣士達
4:黒い象牙亭
5:ゼウドの見る夢
6:竜の舞う夕暮れ
7:月の裏の猫
8:猟犬ども
9:灰都ロヅメイグの夜

文字数:約10万(ニンジャスレイヤー物理書籍が1冊約20〜25万文字)

セクション1〜2は無料ノートとして、3以降は有料ノート(100円)して公開されています。有料マガジン「灰都ロヅメイグの夜」(500円)を購入すれば、個々の有料ノートを購入することなく全てを読むことができます

 

「灰都ロヅメイグの夜」、試し読みはこちらから!

 

noteで小説を買うのはどんな体験なのか

「凄い! ダイハードテイルズ凄い! 今すぐ読みたい!」「でもどうやって買えばいいんだ!?」「三度冒涜されし荘厳なる暗黒神の祭壇に肺病病みの最後に流した血とホタルトンボの青い背骨を捧げなくてはならないのか!?」そんな不安、ありますよね。noteのアカウントをまだ持っていない人が多いと思うので、ごあんしんしてもらえるように、購入方法や購入後のアップデートなどについて簡単にまとめておきます。

noteで販売されるダイハードテイルズの著作物を読むには、noteのアカウントを作る必要があります。支払い方法はクレジットカードである必要は必ずしもありません。ケータイキャリア大手3社の支払い代行サービス(ドコモケータイ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い)、Vプリカなどにも対応しています。

購入すると、物理的書籍を得る代わりに、購入したノート(記事)やマガジン(記事をまとめたもの)へのフルアクセス権を得て、それをnote上でいつでも読めるようになります。また購入時にそのマガジンに収録されていたテキストが全てダウンロードされます。もし万が一、何らかの理由でそのマガジンが将来的に公開停止になった場合でも、テキストファイルが手元に残ります。

 

アップデートは?

著作者であるわれわれは、時々そのマガジンを予告なく更新するかもしれません。誤字脱字を修正したり、新たな短編や設定資料集を追加したりなどです。

アーカイブの掘り出しが完了次第、「灰都ロヅメイグ」シリーズの短編や設定資料集をまとめたノートを「灰都ロヅメイグの夜」マガジンへとさらに数エピソード分追加する予定があります。この場合、ページ増量によりマガジンの価格が変更される可能性がありますが、それによって以前に購入した人が読めなくなったり、追加料金を支払ったりする必要はありません(既にこのマガジン購入している場合は、のちに価格が値上げされたとしても、追加料金を支払うことなく追加分もすべて読めます)。

Twitter連載でないため実況はできませんが、note上のコメントエリアやTwitterの #DHTLS などにどんどん感想をください! DHTクラシックスの1冊目として発売された「灰都ロヅメイグの夜」には、現在まだカバーイラストがありません。カバーイラストがないと多くの人に読んでもらうことは難しいので、noteや電子書籍での収益からイラストレーション代を捻出し、発注しようと考えています。そうしてさらに売れれば、物理書籍が出せるかもしれません。物理書籍があればさらに多くの人に読んでもらえるでしょう。我々は全ての小説について、このようなパルプ初期衝動に基づいた「作って売る」のガレージ的DIYプロモーションを続けてゆきます!

 

次回のマガジン更新は「ペイルホース死す!」

note上での次回のマガジン更新は「ペイルホース」シリーズ第1話「ペイルホース死す!」の #6 を予定しています! 第1話を完結させたのち、第2話「さいはてのペイルホース(仮)」以降は「灰都ロヅメイグの夜」と同様に有料noteマガジンとして販売される予定なので、まだnoteアカウントを作っていない人は、ぜひ今のうちに作っておいてください。Twitter連載に加えて、「ブーブス・ハイレゾリューション!」(仮)の有料noteマガジンの展開も予定されています!

(Tantou)

ダイハードテイルズのnoteができたぞ

note!それはなんか気軽に有料ウェブマガジンとかできるやつ!

このように、note上にダイハードテイルズの公式アカウントを作りました。noteというのは要するにブログみたいなものなのですが、簡単に有料記事や有料オンライン・マガジンが作れたり、100円単位からの作者へのサポートなどが行えるシステムを持っています。我々はあたらしもの好きなので、DIY販売所のひとつとして、またドネート窓口として、このnoteもいろいろ試していこうと思っています。

 

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ダイハードテイルズの本拠地を移転しました

ダイハードテイルズのHPを http://diehardtales.tumblr.com/ から 

http://www.diehardtales.com/ に移転しました。

 

ダイハードテイルズとは

ダイハードテイルズ出版局は、世界最高品質のパルプ小説の連載および関連プロダクト(本とかTシャツとか)の販売のために前千年紀末くらいに結成された、地下パルチザンめいた組織です。その名前には、1920年代の伝説的な物理パルプマガジン「ウィアード・テイルズ」誌へのリスペクトと、「しぶとくあるべし」という願いがこめられています(事実、この出版局がこうして陽の目を見たのは、2000年頃の誕生から約15年以上経ってからです)。

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