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ダイハードテイルズ

ニンジャスレイヤー翻訳チームの母体である「ダイハードテイルズ」の公式ページです。「ダイハードテイルズ」は、本兌有と杉ライカを中心とした作家ユニットです。

物理書籍「ハーン:ザ・ラスト・ハンター」が2016年秋発売予定!

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居の下に、黒い軍馬。鞍の上には、風変わりなコートと山高帽を被った、年の頃四十の偉丈夫。「幽霊十両」「妖怪五十両」と書かれたぼろぼろの旗が二本。その鞍の背もたれには仏壇と箪笥の複合物の如き装置が備わり、銛発射機と四個の鋼鉄ウインチ、そして鎖を巻き上げる手回し棒が左右に伸びていた。ガチャリ、ガチャリと、巻き上げられる鋼鉄の音。

「……あんたは一体、何者なんです!?」トミキチは問うた。

 隻眼のガイジン偉丈夫は何も言わず、ただ、革手袋に包まれた手で、己の左目を覆う黒の眼帯を指差した。それは狩り殺したレッサー・テングの革を、タンニンと偉大なるヤドリギの液で丹念になめして作った、底無し井戸の坑の如く黒い眼帯であった。

 その眼帯に、漢字が一文字。ゴシック鬚英字じみた厳めしい書体で、「半」と刺繍されていた。それこそが、この男の名であった。トミキチは雷撃の如き畏敬の念に打たれ、深い溜息とともに、彼の名を呼んだ。

「……ハーン……!?」

 

ハーンが殺す! 殺す! 撃ち殺す!

トレヴォー・S・マイルズ著「ハーン:ザ・ラスト・ハンター」を表題作とした、ニンジャスレイヤー翻訳チーム(本兌 有+杉 ライカ)によるアンソロジー物理書籍が、2016年秋、筑摩書房より刊行予定! これが「ダイハードテイルズ出版局」名義で刊行される最初の物理書籍となります。

イラストレーションは「エリア51」「ジャバウォッキー1914」などで有名な漫画家の久正人さん! コントラストの効いたスタイリッシュで映画的なイラストレーションがシナジー効果を生み、最高にパルプする!

エリア51 12巻

エリア51 12巻

 
ジャバウォッキー1914(1) (シリウスKC)

ジャバウォッキー1914(1) (シリウスKC)

 

 

収録予定作:

2016年春、N.Y.に飛んだ我々がB・ボンド氏から受け取った分厚い封筒の中には、ハーン・シリーズをはじめ、未だ知られざる強大なパルプノベル同人誌が何冊も封入されていた! ダークファンタジーアクション、SF、ホラー、Sushi、Tofu、Sempai、MMO……恐るべきパンドラの箱がいま開かれる!

 

トレヴォー・S・マイルズ著【ハーン:ザ・ラスト・ハンター】:一八九九年、八月。江戸から西へ四〇〇マイルの開拓地。キノクニズ・エンド周辺の松林では、恐るべき怪物が人々を苦しめていた。漆黒の軍馬シャドウウィングに跨った隻眼のヤーヘル(猟兵)「ハーン」が、妖怪を殺す! 殺す! 撃ち殺す! 十九世紀末の日本を舞台に展開される、独特のユーモアとバイオレンスに満ちたアクションホラー活劇

 

エミリー・R・スミス著【エミリー・ウィズ・アイアンドレス】:交換留学生としてシブヤ・センパイ・ハイスクールに転校してきた少女エミリー。自らの秘められた運命に気づいた彼女は、生徒会のアルファ・センパイを務めるハンサム「オニヤシャ・タケシ」と共に巨大ロボ「アイアンドレス」でカイジュウと戦う! 他にも様々な属性のセンパイが登場! ハイスクール・センパイ・ロボット・吸血鬼・アクション・ロマンス!

 

スティーヴン・ヘインズワース著【阿弥陀6】:豆腐ステーション「阿弥陀6」の管理業務に従事するフロストを、極限の孤独と無重力と恐怖が襲う。神秘との接触、そして闘争。果てにあるのは克己か、あるいは絶望の中での死か。黄金のマニ車の回転だけが真実を知る……。サイケデリック・サイファイ・サスペンス!

 

その他、サラリマン小説、ホラー、MMO等、日本テーマで選りすぐった短編の数々を、仔細な解説と共に収録! 乞うご期待!

 

「ハーン」と「エミリー」のプレビューはこちらから!

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